漬物の食品添加物とは?安心に選ぶコツとラベルの解説
たくあんやキムチ、梅干し、浅漬け、しば漬け、ぬか漬け、高菜漬け、白菜漬け、壺付け、などなど。日本は漬物の歴史も長く、奈良漬けや広島菜漬けなど地域に根付いた特徴のある漬物も多くありますね。
私もそうですが、近年では”漬ける”よりも”買う”方も多く、スーパーでも気軽に買える値段で並んでいます。
袋の裏の表示を見たことありますか?
さて、今回のテーマ【漬物の添加物】ですが、みなさんはお漬物の裏(ほとんどは)に書かれている漬物を構成している原材料だったり、成分を見たことはありますでしょうか。私は賞味期限くらいしかほぼ見たことはありませんでした。
名称は商品の「名前」
まず書かれているのが「名称」。こちらは何も難しくない、生産者などが付けた商品の名前が記されています。
わかりやすく一言で記してあるのがほとんどで、表面の表紙のような場所に書かれているものとほぼほぼ一緒のことが明記されていますね。
「原材料名」にはわかりやすい材料名を
こちらには商品を構成している材料を最も一般的な名称をもって記しています。商品内で占める重量の割合の高いものから順番に記すことが必須です。
こちらに添加物が記載されていることがあるのです!裏のラベルに書かれている代表的なものを書いてから添加物については詳しく書きたいと思います。
中身の重量は「内容量」
こちらは読んで字のごとく、中身の重量ですね。稀に商品の「漬物」と「つけ汁」まで細かく記載してあることもあります。
「賞味期限」「保存方法」「製造者」などなど
他にもこんな感じでラベルには記載があります。「原料原産地名」としてどの国で取れたものなのかといった記載も書かれています。
そもそも添加物ってなんのこと?
全然”知らない人”だった私は添加物と聞いてもピンともなんともきませんでしたね~。良いものなのか悪いものなのかの区別もないので「なんのこと言ってんの?別に構いません。」といった感じでした。
正確には「食品添加物」と言います。
食品の製造において食品加工や保存の目的で、食品に添加または混和などの方法で使用されたものが「食品添加物」です。こちらは「天然」「合成」合わせて食品添加物として認められていて、以前の法律とは変わっています。
簡単に言うと加工・保存のため、そして味付けの調味料、着色料などをまとめて食品添加物です。ただ、厚生労働大臣に認められたもののみが食品添加物として使用が出来ます。
中には怖いと感じる人も・・・
色々調べてみると食品添加物を嫌っている方も多くいることがわかりました。わからないものは怖い、そして化学物質な感じもしてイメージは悪くなっているかもしれませんね。
なぜ漬物に食品添加物が必要なのか
以前の記事で「お漬物の歴史」について書いたのですが、日本の漬物は海水漬けから始まったと言われています。現在に至るまでにたくさんの種類の漬物が誕生していますが、ほぼほぼ”塩分”は必要不可欠です。
ただし、この塩分たっぷりの漬物も手伝って(?)日本人の塩分摂取量は世界でもかなりの高水準となっています。WHOからの推奨適正量をも大幅に上回った結果、「減塩」が叫ばれることにもなりました。
減塩で保存・見た目の変色が問題に・・・
塩分は保存にとても大きな効力を発揮しています。実際に塩分をとても少なくして漬物を作ると賞味期限は劇的に下がります。
するとスーパーで買い求める方も少なくなりますし、見た目が悪くなっていくと実際には問題ないとしてもちょっと手は出しづらくなってしまうのが現実だと思います。
よくいう「うま味調味料」も添加物
こちらも人工的に精製した調味料で、食品添加物として登録されているものです。加工食品においてほとんどこのうま味調味料が使われていて、私たちの口にも日常的に摂取されています。
他にもブドウ糖果糖液糖やステビア、アセスルファムKなどお漬物に使用されることが多い食品添加物はたくさんあります。
どう見分けたら良いの?
基本的には厚生労働大臣が認可しているのでまずは完全に危険かというとそんなことはありません!人間の知恵で塩分をあまり使わずにどれだけ安全に食品を加工できるかと研究・開発されたものですしね。
そのためどの食品添加物が危険かではなく、私は次のように考えてみることにしました。
「食品添加物=危険」ではない?
つらつらと食品添加物について書いてきましたが、結局どゆこと?と。つまりは「良し悪しは量で決まる!」という結論が良いのではないかな~と思います。何事も取りすぎは良くないです。
前に芸能人の方が醤油を飲んで熱をわざと出させて学校を休もうとした、という話がありました。調べてみると塩も一度に200g以上を摂取すると命の危険があるということです。何事も適量が大切ということだと私は思います。。