お漬物の歴史~原始時代から始まった!?~

お漬物の歴史は人間が海水から塩を取ることを覚えだした頃から始まったと言われています。人間が海から塩を取り出すというのは原始時代、そんな遥か昔から始まった漬物の歴史を少しお話していこうと思います。

一説には原始・縄文時代からとも

かなり前のことになるので詳しい資料などは発見されていないので確かではありません。さまざまな文献で書かれていることも本当に違うので「へ~そういうこともあるんだな」くらいなお話ではありますが。

保存食としてお漬物は誕生されたとされ、塩漬けが初めだと大和時代の記録に残っているようです。ですので、それ以前のことは推測ですが古くは原始時代からお漬物の原型はなされてきたのではないでしょうか。

最初は塩をまぶすだけの保存食

野菜に塩をまぶすだけの超絶簡単調理法ですので、原始時代や縄文時代など古くから食していたと考えられています。海藻を海水に浸けたものを干して保存し、それを焼いて食べたり、塩づくりを行っていたとの説もあり、歴史は本当に古そうですね。

そこから徐々に多様化を展開してきたお漬物を奈良時代からさらに見ていきましょう。

現代のお漬物になるまで

ヤマカ食品は茨城県でお漬物を製造・販売していますが、日本全国どこででもお漬物を作ることが出来ます。もちろん工場などを持っていなくてもご家庭で作ることも出来るお漬物は古くからも庶民の食卓に並んでいたのでしょうね。

奈良・平安時代のお漬物

710年から74年間続いた奈良時代には日本仏教が広まった時代でもあり、寺院も多くありました。そこの僧侶たちの食用として茄子や瓜、桃などの野菜や果物を塩漬けにしていたと言われています。様々な地で取れた各地の野菜や果物を漬けてオリジナルのお漬物を食していたのでしょうね。

そして平安時代には一般的な副食として広まり、時期によっても色々な塩漬けが普及したようです。春野菜にはフキやワラビなど、秋にはショウガや梨など塩のみではなく、酒かすや味噌などにも漬けていたと記されています。この時代から塩漬けのみではなく、徐々に多様化が進んできたのですね。

鎌倉~室町時代のお漬物

鎌倉時代の年代には諸説ありますが、このくらいの時期からお漬物はより盛んに食べられるようになってきました。お茶(抹茶)や香りを楽しむ聞香の流行からもわかるように嗅覚や味覚が新たな一歩を踏み出した頃でもあります。

そして「香の物」という言葉が使われるようになったのもこの時代からです。

大きく変わる江戸時代のお漬物

この時代ではお漬物が大きく、そして多様化してきます。多くの野菜が採れるようになり、調理法・作り方も様々となってきました。

たくあん漬けやべったら漬けなの今現在にも好んで食べられているお漬物が登場したのもこの頃と言われています。さらに、家庭の漬け床も連続して使えるということが広がり、お漬物が野菜の保存のみではなく、当座漬けや一夜漬けなどの作り方も研究されてきました。

明治から現代のお漬物

明治時代からは農家の方たちの副業としてもお漬物製造は発展を遂げてきました。塩分を低く抑えて体の健康にも気遣ったお漬物やキムチなど様々なところに関心が向けられてきます。

昭和に入るかどうかの頃からヤマカ食品のような漬物製造業が出来始め、全国に普及しました。現在では市場規模数千億円と言われ、家庭の食卓にも必ずといって良いほど並ぶ副食になりましたね。

【まとめ】漬物の歴史いかがでしたか?

推測や古い文献の情報も多くありましたが、お漬物の歴史は古くは原始時代からとも言われています。そして塩漬け、味噌・醤油、糠など様々な種類が誕生してきました。

ヤマカ食品は茨城県から様々な種類のお漬物を製造・販売しています。ぜひ今後も現在あるお漬物以外にも、開発する新製品などもお楽しみにどうぞ。